「夢を育み 未来をつかむ」 真面目な生徒が主人公の学校
本校は、昭和50年に地域の大きな期待を受け、ここ竜泉寺の地に全日制課程、普通科の高等学校として、創立されました。平成20年には、これまでの普通科が「総合学科」に改編され、県内にある17校の総合学科の中で、唯一「進学型」を掲げる総合学科として新たにスタートし令和6年に創立50周年を迎えました。
本校は、「夢を育み 未来をつかむ」真面目な生徒が主人公の学校です。真面目には、本気であること。真剣であること。また、そのさまという意味があります。正門から校舎に続く坂道。その名も、大輪の夢の花咲く坂道「夢咲坂」緩やかではありますが、長い坂道が続いています。夢咲坂は、夢への希望の扉へと続く坂道です。一歩一歩踏みしめながら登っていく夢咲坂から、一日一日の学校生活が始まります。木碑には、「岡東は学ぶ学校 楽しい楽校 チーム合校」と記されています。岡崎東高校で、授業、学校行事、部活動などに本気で真剣に取り組み、夢咲坂の木碑の願いにあるような学校生活を送り、一人一人が、自らのよさや可能性を伸ばし、大きく成長することを願っています。
学校案内の表紙には、「探求は知性をみがき 希望の扉をひらく」という校歌の中にちりばめられた語句を再構成した文言を記しています。これは、自分自身の生き方を探し求めていこうと努めることが、自らの知性を高めるとともに、将来の自分自身の生き方や自分が生きる舞台となる社会の中に希望の光を見いだすことにつながる、という意味がこめられています。
また、幸い本校は、自然に恵まれた立地条件にあります。校内は、春に桜、秋に銀杏、教室からは四季の姿を変える北の山々が望めます。こうした自然の美しさに目をとめ、心に刻むことで、自然に感動する豊かな心が育まれます。
学校には、授業や学校行事といった「見えるカリキュラム」の他に「見えないカリキュラム」があります。それは各学校の雰囲気、文化、校風などです。人間的に成長していく上では、授業などの目に見えるカリキュラムに対して、学校文化のような目に見えないカリキュラムの方が、時には一層重要かも知れません。本校の学校文化は、「制服文化」であり、真面目が一番の文化であり、志の高い文化です。生徒を最高に成長させる、オーラが漂うような、清楚な香り高い学校文化です。岡崎を代表する花である桜の三枚の花弁と矢作川、大平川の清流を表している校章、桜色と清流の水色のシャツそして藤色が織り込まれたブレザーやネクタイ。本校の校章と制服は、まさに本校の立地するこの地にふさわしいものであり、着る人に品格と誇りを与えてくれます。人は品格と誇りをもてて、はじめて夢や希望がもてるようになります。
「夢を育み 未来をつかむ」真面目な生徒が主人公の学校、それが岡崎東高校です。
愛知県立岡崎東高等学校長 竹内道治